新作スマートスーツ®使用者の声

スマートスーツの試験販売は、試作品の改良に資するため、そしてマーケティングの参考にするために実施しています。そのためにアンケートやヒアリングにご協力をいただいています

今年よりリニューアルし試験販売を再開したスマートスーツの使用アンケートが届いたのでお知らせいたします。

 

介護職の女性

このように、大変好評いただいております。

特に、『最高の肉体労働のパートナーだと感じた。60才過ぎての介護勤務をあと数年続けられる安心感となった。』というのが、我々が提唱する『軽労化®』の定義に直結するありがたい回答となっております。

しかし、スマートスーツはアシスト効果を狙いすぎて締め付けを強くしすぎるととで不快感を招き軽労化効果をキャンセルされてしまうことがあります。

その場合、使用者さまも仰るとおり『自分なりの適当な締めつけ感』を覚える・探すことで違和感なく継続して使用して頂ける事が多いことが集計したデータでも分かっています。

スマートスーツは軽労化の概念のもと設計しております、ここを理解して使用することが重要なポイントとなりますので使用前/使用中のヒヤリングや使用後のアンケートは続けていきますので、ご理解とご協力お願い致します。

JA水戸主催のアシストスーツ体験会に行ってきました

SS社の山本です、11月3日(水)に茨城県のJA水戸にてアシストスーツ体験会が開催され、弊社も対応させていただきました。

私自身、茨城県に行くことが初めてでしたので成田空港からレンタカーを借りて、大変わくわくしながら道中を楽しませて頂きました。神社が多いと感じ、どこかに参拝したいと思っておりましたが、タイトなスケジュールだったため泣く泣く通り過ぎてました・・・。

さて、本題の農家さん向けの体験会ということで70人程の農家さんが集まってくれており、アシストスーツへの関心の高さが伺えました。その中でも、モーターを使用しない・軽い・程よいアシスト・体幹安定といった「軽労化®」のコンセプトを理解いただき沢山の方々に着用頂けたのは非常に良い経験になりました。

一次産業は自動化・ロボット化が進んでおり、開発が進められていますが、現状ではは自身のカラダを使用する大変な労働になっており、過労となる部分には何かしらの補助が必要かと考えております。

カラダが壊れる・痛めてしまう前にスマートスーツ®で軽労化®をはかって頂ければ幸いですね。

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当日は、肥料の移動や収穫籠の積込動作、など様々な動きを試して頂き、上々の反応をいただけておりました。中でも歩きやすさ・軽いことを求めており、重たい物を楽々持ち上げるのではなく、現状の作業動作の補助や負担軽減を求める声が多かったことから、スマートスーツ®が評価されたかな?と感じました。

スマートスーツ®は今後も下記の日程とおりに展示会・試着会を開催いたしますので、是非とも会場まで足をお運びください。

日時 場所 展示会名
     
11/11 – 11/12 社協 札幌中央 福祉用具機器展in札幌
11/12 東京福祉大学高崎C 群馬県介護事業PR
11/13 上智大学 四谷キャンパス TOKYO SOCIAL FES 2016
11/24-11/26 西日本総合展示場 西日本国際福祉機器展

試験販売の結果からスマートスーツの意義を考察

スマートスーツの試験販売は、試作品の改良に資するため、そしてマーケティングの参考にするために実施しています。そのためにアンケートやヒアリングにご協力をいただいています

アンケートの結果だけでは見えないことについてはヒアリングで補完しますので、ユーザ様にお電話を差し上げています。

試験販売のご注文の際に「軽労化」について当社の担当者から十分に説明させていただいていますが、この軽労化の考え方をご理解いただいているかどうかでアンケートの結果は大きく変わります。

試験販売先には企業も多く、工場で働く方々にスマートスーツをご使用いただいているケースがあるのですが、試験販売のお申し込みは労務担当者の方であり、当社からのご説明もその労務担当の方になります。わたしたちの説明をその担当者の方から使用者にお伝えいただくのですが、しばしば使用者はしっかりと軽労化についてご理解をいただけていない場合があります。そういうときには、残念ながらアンケート結果でも高い評価はいただけていません。

誤解されているスマートスーツに期待する効果

軽労化の考え方では、「これまでできていた仕事についてカラダにかかる負担や疲労を軽減する。」ことを目的にしています。負担や疲労はある程度、長期間にわたって意識しなければ感じにくいものです。いつも着用していないものを着なければならない。というストレスが軽労化効果を打ち消してしまうのです。

また、介護ロボットと比較される場合もあります。テレビなどのメディアで紹介されるロボットは、重量物を軽々と持ち上げてるデモンストレーションを見せますので、スマートスーツを着用することで力持ちになれると誤解されるのです。

改めて申し上げますが、スマートスーツを着用したからといって、パワーアップして、これまで持てなかったものが持てるようにはなりません。しかし、その動作をするときの筋負担は軽減させることができます。筋負担が軽減されることでカラダの動きに余裕が生まれ腰痛等の疾病リスクを軽減したり、疲労を減らしたりすることができます。また、特に体幹安定力を必要とする中腰姿勢の維持や中腰姿勢から上半身を起こすとき、つまり、腰痛を発症しやすいときには、コルセットのようにお腹まわりを引き締める効果があり、これが仕事をする際の安心感にもなります。

着用する人によって異なるスマートスーツの評価

これらのスマートスーツの機能や効果は大学等との研究によって実証されていますが、実際に着用される方にとっては、”着用による不快感”という感性的なマイナス要因とのトレードオフがあります。すなわち、着用による不快感を上回る効果を感じられた方はスマートスーツを高く評価します。

スマートスーツを高く評価するのは”加齢”による筋力低下を感じている概ね40代以降の方です。

ヒトは70歳になると20歳の頃と比較して体力は半減するといわれています。体力が低下すると体幹安定化に関与する腹横筋や腹斜筋などの筋力も低下します。したがって腰痛経験者も多くなります。

中高年の労働者は無理をせず、安全に安心して働くことを望まれています。

では、逆にスマートスーツの効果を感じにくい方というのはどのような方なのでしょう?

これまでのアンケートの結果では、体力のある20〜30代の方は、筋力もあるので多少の無理がききます。体力があるので疾病発生リスクは少なく、疲労の回復も早いのでアンケート結果もあまり積極的な評価とはなっていません。

しかしながら、若い人でも過酷な労動に従事しており、疲労が回復する間もなく作業をするような”過労”な現場で働く方は、若くても疲労が蓄積することで腰痛等の発症リスクが高まります。そのような”過労”な若者にはスマートスーツを高く評価していただけます。

この評価結果は、ある工場の同じラインで同じ仕事をする作業者でも年齢によってスマートスーツの評価は若い人で低く、中高年で高くなる傾向を示しています。
また、若くても短期間に連続して過酷な作業があるような場合、たとえば、重量野菜の収穫期の農業者などその時期には常に疲労があり、腰痛リスクに不安を感じている方にはスマートスーツは高く評価されています。

製造業の現場で試験導入がすすむスマートスーツ

パワーアシストスーツというと介護や農業などのイメージがありますが、これまでの試験販売の傾向から、製造業の現場での導入が多いことがわかりました。

高齢化社会の進行に伴い、年金支給開始年齢の高年齢化や定年延長などによって、企業では高齢者の継続雇用が課題になっています。また、製造業の現場では若い人を新規に採用しずらい環境がが続いており、技能や経験のある高齢者に長く安心して働いてもらいたいとの意向が強く現れてきています。

ところが、前述したように加齢とともに体力が減退するので、腰痛等の労災リスクも同時に抱え込むことになります。スマートスーツには「軽労化」の考え方である、カラダにかかる負担と疲労を軽減するとともに、体幹安定化や作業を継続することによって体力の維持増進に寄与するトレーニング効果も期待できますので、スマートスーツが中高年がいつまでも安心して働けるために必要なツールとなりつつあります。

変わる中高年の労動環境(内因性の疾病に対する対策)

日本の労動環境は古くから「ケガと弁当は自分持ち」という考え方がありました。いまでも小さな会社や職人さんの世界ではこのような考え方が残っているようで、そういう会社は、ブラック企業などと言われ、批判の対象となっています。

職場の安全のため、そして労働衛生上、ヘルメットや安全帯、安全靴などの外因性の疾病や事故に対する個人用防護具(PPE)の作業現場での着用義務化は普及してきました。しかし、腰痛等の内因性の疾病については、原因の特定が難しいため普及、義務化されていません。労災についても腰痛との因果関係の特定は非常に困難とされています。

近年の政策として作業現場へのロボットの導入促進などから、作業現場において”腰痛”という内因性の疾病に対する対策が課題として表面化しつつあります。このような内因性の疾病(特に腰痛に対して)、スマートスーツは有効であると考えます。

さらに、欧米では労動衛生に関する国際規格である、OHSAS18001 / ISO45001 なども整備されつつあり、今後、TPP等で労働市場が自由化された場合に日本も導入を急がなければならない。という背景も認識しておく必要があります。

何のためにスマートスーツを着用しなければならないのか

スマートスーツのような「軽労化」の概念から開発されたウェアラブルな機器、装置はこれまではありませんでした。それは若く流動的な労働力が豊富にあったからではないでしょうか。工場での人による作業は若い作業者に引き継がれ、高齢者は定年とともに職場を離れていくのが当たり前でした。

ところが、国民の平均寿命が伸び、高齢化社会が進行していくとともに労動市場は変化し、労動環境も変わらざるを得なくなっています。中高年であってもできるだけ社会に出て働きたいと思い、いつでも働けるだけの体力を維持していたいと強く思うようになりました。

一方で、作業現場における自動化やロボット化はさらに進行し、AI(人工知能)の活用によって、今後はさらに労動環境は変化するでしょう。それでも、人の手による仕事はなくなることはありません。むしろ、人の手による仕事は再評価されるでしょう。

私たちは、スマートスーツを、「加齢、過労による体力低下で疾病リスクが高まっている作業者」に着用していただきたいと考えています。しかし、このような作業者が自らのリスクを評価し、対策を講じていることはあまり多くありません。そもそも、私たちが提唱している「軽労化」の概念はそれほど普及していません。

人生の、そして生きがいの多くを占める「仕事」のあり方を再考し、安全に安心して働ける環境を作業者自らが作り出していくことが重要です。対症療法的な対策にとどまらず、「どう働きたいか」を考えた時に、軽労化の概念でデザインされたスマートスーツがお役に立てると信じています。

<鈴木 善人>