謹賀新年 2019年

新年あけましておめでとうございます。
本年の昨年同様、お引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。

株式会社スマートサポートは昨年の10月に設立から10年を迎えました。リスクが大きく廃業率が高い研究開発型のベンチャー企業ながら、これまで事業を継続してこれたのも多くの皆様のご支援とアドバイスのおかげです。心より感謝申し上げます。

当社は、農業コンサルタントである創業者のひとり(私)が、中腰作業で腰痛に悩む農業者の仕事を少しでも楽にできないかとの思いからスマートスーツの開発を始めました。試作品をいくつも作成し、現場に持ち込み実際に使ってもらってご意見をいただき、改善を図る。何度も何度も、今もこの作業を繰り返しています。

現在では、スマートスーツは農業分野ばかりではなく、介護や医療、製造業や運輸業など多くの業界でお使いいただいています。作業環境は業種、業界で大きく異なりますが、それぞれの作業で共通するのは、機械には置き換えることができない人の手による仕事が存在していること。作業の担い手が高齢化し、加齢による体力の低下により、作業による身体への負担を感じて、仕事を続けることに不安を持っているということです。

業種が異なれば作業環境が異なるので同じスマートスーツでは対応できない場合が多くあります。例えば作業服の外に着用することができる農作業と衛生的な防護服の中に着用しなければならない食品工場や半導体工場ではスマートスーツの仕様が異なります。

我々はそれぞれの現場の求めに応じて、最適なスマートスーツの運用の仕方を提案しています。いくつもの作業現場を見せてもらい、現場で働いている方のお話を聞くうちに、我々も作業環境の「軽労化」に関するさまざまな知見を得ることができるようになりました。

自分の体力を過信する作業者の方に、動作解析結果による作業負担を可視化をしたり、主観的な疲労度を定量的に評価するなどして、現場で働く方々が安全に安心して働けるようなプログラムも用意しています。

当社は創業以来、ずっと「軽労化」の概念に基づく「スマートスーツ」の開発と販売を行っていますが、この数年、事業環境に大きな変化が見られるようになりました。それは「働き方改革」です。

「働き方改革」といえば、長時間労働の是正や同一作業における非正規労働者の賃金格差解消、高齢者の就業促進と言われていますが、スマートスーツの導入先では、現場での労働力不足から高齢労働者が安心して働ける環境を用意することに配慮されている事業所が増えているということです。

雇用される高齢者、と言っても体力的にもまだまだ働くことができる60歳代、70歳代の労働者が就労することで社会参画していきたいという思いを強く持っている方が多くいることがわかります。

昨年10月、厚生労働省の社会保障審議会では高齢化社会に対応した年金制度や社会保障の制度の見直しの一環として「長生きに対応した自助努力」をあげていました。人生100年時代で、これまでの”概ね60歳で引退”という考え方は過去のものになりつつあります。70〜80歳でも現役を続行していくのが当然という考え方が広がる中、長く健康的に働くための”自助努力”のひとつの考え方として、軽労化が認知されてきたように思います。

軽労化の考え方を掲げ、創業11年目に入ったスマートサポート社は、スマートスーツで日本の働き方改革に貢献します。本年もよろしくお願い申し上げます。

平成31年1月
株式会社スマートサポート
代表取締役 鈴木 善人