Human Centric
株式会社スマートサポートは、北海道大学の田中孝之教授とともに立ち上げた研究開発型企業です。
創業当初から「軽労化®」を理念に掲げ、働く人の過度な身体負担を減らしながら、その人が持つ力を生かす技術を研究してきました。その最初の社会実装が、装着型アシスト技術「スマートスーツ®」です。
私たちは現在も、スマートスーツ®で培った人間工学、バイオメカニクス、ロボット工学、身体負担計測の知見を発展させ、人を中心とした持続可能なアシスト技術と、働き続けられる仕事・環境のあり方を開発しています。
スマートサポート社は北海道大学大学院情報科学院ヒューマンセントリック工学研究室と連携し、現場の課題を最先端の技術で解決する北海道大学認定スタートアップです。
北海道大学院情報科学院ヒューマンセントリック工学研究室
01
現場の課題を解決するために、大学の研究成果を活用します
北海道大学発認定スタートアップ
大学での研究成果の現場実装を担います。人間工学、バイオメカニクス、ロボット技術を基盤にしています。
02
研究室ではなく、現場で実証、普及を図ります
研究機関や企業と、試作、評価、実証、改良を積み重ねてきました。
03
現場で磨かれ、実装されます
現場の厳しい声に耳を傾け、納得して実装されるまで粘り強く取り組みます。
04
得られた知見を継続して公開
研究成果は論文等として公表しています。また、約200本のnote記事とAIを通じて、制度・研究・実践知を案内しています。
2004–2005
2008
研究・実証
現在







軽労化ナビの腰部負荷評価には、実際の労働現場で培ってきた身体負担計測の技術と経験があります。SS社は、労働安全衛生総合研究所から、建設・製造・運輸・小売などの労働現場における腰部負担測定業務を受託し、作業姿勢や動作、取り扱い重量などから腰部椎間板圧縮力を推定する計測に携わってきました。こうした専門的な現場計測の技術を、企業が日常のリスクアセスメントに活用できる形へ展開したものが「軽労化ナビ」です。
スマートサポート社自身の説明だけでなく、公的機関や学術情報へ直接つなぎます。
研究成果と現在の技術・サービス
論文集(抜粋)
軽労化®・スマートスーツ®の基盤技術
2011
Motion-Based-Design of Elastic Material for Passive Assistive Device Using Musculoskeletal Model
弾性体による補助力の研究 → スマートスーツ®の身体負担軽減
筋骨格モデルと動作データから筋力や補助力を解析し、動きに合わせた弾性体の配置・特性を設計する研究です。弾性体の伸び縮みによる力を身体の補助に使う考え方は、現在のスマートスーツ®による作業時の身体負担軽減につながっています。
Journal of Robotics and Mechatronics
2013-2014
スマートスーツ・ライトの締付力による体幹安定化効果
J-STAGE
2014
Validation of Passive Power-Assist Device Smart Suit Lite Using Humanoid Robot
J-STAGE
2014
博士論文「筋力補助効果と体幹安定化効果を持つ軽労化装具スマートスーツ・ライト」
北海道大学 HUSCAP
2017
「軽労化スーツ スマートスーツ」
J-STAGE
2021
軽労化技術スマートスーツの開発と軽労化研究会の活動
J-STAGE
実際の仕事での実証
2016
NEDO「農作業や介護労働の疲労を軽減するスマートスーツを開発」
NEDO実用化ドキュメント
2016
豊橋市「スマート農作業着NORAGI」開発
豊橋市
2016
水産庁 水産業革新的技術導入・安全対策推進事業
「軽労化技術を活用したスマートスーツの導入による漁労作業の省力化・安全性向上の実証」
水産庁
2018
北九州市 先進的介護・介護ロボット実証
スマートスーツと介護職員用ユニフォームを一体化した仕様へ
北九州市
2020
厚生労働省「高年齢労働者安全実証」
厚生労働省
2021
三重県水産業におけるアシストスーツ実証
三重県
2021
近海かつお一本釣漁業の漁獲物搬出作業における軽労化支援スーツの効果
(2021年度 日本水産工学会 水産工学論文賞)
J-STAGE
身体負担を「測る」技術への発展
2015
Lumbar Load Estimation using Musculoskeletal Model in Consideration of Vertebral Body Displacement
筋骨格モデルによる腰部負荷推定 → 軽労化ナビの身体負担評価
身体内部の腰部負荷を筋骨格モデルで推定する研究です。腰への負担を感覚だけでなく力学的な数値で捉える知見が、軽労化ナビの身体負担評価につながっています。現在のサービスでは、作業姿勢や動作、取り扱い重量などをもとに腰部負荷を推定し、負担の大きい作業を見つけるために活用します。
J-STAGE
2022
ウェアラブルデバイスを用いたアシストスーツ事前評価方法の提案
ウェアラブルデバイスによる負荷計測 → 作業現場のリスクアセスメント
アシストスーツの導入前にウェアラブルデバイスを用いて評価する方法を提案した研究発表です。現場で作業負担を測り、対策の検討に使う考え方は、軽労化ナビの作業負荷計測につながっています。現在のサービスでは、中腰姿勢や動作に伴う腰部負荷を見える化し、作業手順・作業環境の改善や支援機器の活用を検討する材料にします。
SI2022公式プログラム
「作業×人」を評価する軽労化®︎2.0へ
2022-2023
大成建設×北海道大学×苫小牧高専:建設作業者の身体能力・腰部負担研究
SI2022公式プログラム
2023
ウェアラブル腰部負担計測を用いた身体能力評価と腰痛の相関解析
作業者の身体能力評価 → 個人の体力と作業負荷の適合性評価
作業中の腰部負担、身体能力、腰痛に関する質問票の関係を調べた研究です。作業と人の両面を捉える考え方が、軽労化ナビの作業負荷計測と体力測定を組み合わせた評価につながっています。現在のサービスでは、仕事の負荷と一人ひとりの体力のミスマッチを把握し、人に仕事を合わせる作業改善や体力づくりを支援します。
この研究は相関を検討したもので、個人の腰痛発症を確実に予測することを実証したものではありません。
J-STAGE日本機械学会
2023
Fundamental Knowledge Acquisition by Using Wearable Sensor for “KEIROKA” of Construction Industry
Science Direct
IFAC-PapersOnline
2025
陸上貨物運送業のための腰痛一次予防対策に関するリサーチ・イシュー
人間工学 61巻4号、232–240頁
陸上貨物運送業の腰痛予防に関する既存研究を整理し、デジタル技術やアシストスーツの活用、体力を考慮した作業負荷の再設計、参加型職場改善など、今後検証すべき8つの研究課題を提示。SS社共同創業者の北海道大学・田中孝之教授が共著者として参加しています。
J-STAGE
2026
陸上貨物運送事業従事者の腰痛および予防対策に関する実態調査
産業衛生学雑誌 68巻5号、179–189頁
運転者・倉庫作業者など2,000人へのアンケートと事業場への聞き取りから、腰痛と予防対策の実態を調査。職種や作業内容に応じた対策の必要性を示しています。SS社共同創業者の北海道大学・田中孝之教授が共著者として参加しています。
J-STAGE
これまでの技術開発テーマ(研究助成金・補助金)などは企業情報からも確認できます。
企業情報・沿革
SS社は作業負担の評価、職場改善、教育、支援機器の活用を支援します。一方、医学的診断、法的判断、労災認定は行いません。必要に応じて、産業保健・労務・安全衛生の専門家との連携を検討します。
企業情報・沿革

スマートスーツ®開発の経緯を紹介するnoteです。農業コンサルタントである創業者が、メロンやスイカなどの重量野菜を扱う農家から腰痛対策の相談を受け、北海道大学に着任したばかりの田中孝之教授へ相談したことが開発のきっかけになりました。その後、介護・建設・製造など幅広い業種へ展開してきました。

大成建設、北海道大学、スマートサポート、軽労化トレーナーが、建設現場で進めてきた体力測定と身体負担の見える化。職人さん自身の気づきを、作業・環境の改善や体力づくりへどうつなげたのか。アシストスーツの普及から始まり、「働き続けられる仕事と環境づくり」へ広がった5年間を、関係者の対談で紹介します。